仁義なき戦い 完結篇
仁義なき戦い、広島死闘篇、代理戦争、頂上作戦を受け、第一弾「仁義なき戦い」シリーズの完結篇。シリーズを通して漂う男たちの哀愁も本作で大爆発。
「わしゃのう、槇原(田中邦衛)の死にザマ見てそう思ったんじゃ。あれをやったぁは、わしらより二回りも歳がちがうんど。なんかしらん、嫌な気になってのう。もう殺る殺られるは飽いたわい。そう思わんよ?」
服役を終えて出所した広能(菅原文太)に、武田(小林旭)がともに引退することを提案。そもそも田中邦衛が殺されるという絵自体がストーリーとは関係なしにかなり切ない。これに対して、
「信じられのう。シャバのもんは青信号でも信じられんわしじゃ。まして人の心はのう・・・」
と、広能は名台詞で拒否。その後、抗争に散る若者の命を目にした広能は引退を決意。その背中はまさに哀愁のヴェスヴィオ火山。
このシリーズで人気があるのは最初の2作のようですが、枯れた感じがたまらない本作もオススメ。広島死闘篇で死んだ北大路欣也や、前作の頂上作戦で死んだ松方弘樹も何食わぬ顔で別役登場します。
